ブラックジャック

ブラックジャックでプレイヤーとディーラーの合計値が21になる確率を解説

ブラックジャックでプレイヤーとディーラーの合計値が21になる確率を解説

ブラックジャックは勝率を高めるための最適な戦略が確立されているため、最も勝ちやすいカジノゲームとして知られています。

そのブラックジャックで勝つためには、ナチュラルブラックジャック(最初の2枚のカードの合計値が21)の確率や数字別のカード出現率などを理解しておくことが必要です。

この記事では、ブラックジャックが成立する確率、プレイヤー・バンカーの合計値が21になる確率、勝率を高めるための方法などを詳しく解説していきます。

「数学や統計は苦手。。。」という方も理解できるように分かりやすく解説しているので、ブラックジャックで勝ちたい人は、ぜひ最後まで読み進めてください。

ブラックジャックは配られたカードの合計値が[21]または[21]に近い方が勝ち

配られたカードの合計値が[21]または[21]に近い方が勝ち

ブラックジャックはプレイヤーとディーラーがそれぞれ2枚以上のカードを使い、カードの合計値が[21]または[21]に近い方が勝ちとなるゲームです。

上記ではプレイヤーの合計値が[19]、ディーラーの合計値が[20]なのでディーラーの勝ちとなります。

ただし、合計値が[21]を超えるとバーストとなり、その時点で負けが確定してしまいます。

また、プレイヤーは最初に支払ったチップから、さらに賭け金を追加するアクションなどがあり、確率に対する理解や最適な戦略が問われる奥の深いゲームです。

ナチュラルブラックジャックは最強ハンド

ブラックジャックで最強のハンドは「ナチュラルブラックジャック」です。

ナチュラルブラックジャックとは、最初に配られた2枚のカードの合計値が[21]になることで、[A] + [10・J・Q・K]の組み合わせで成立します。

プレイヤーにナチュラルブラックジャックが成立すると、ディーラーはそれ以上カードを引けないので、ディーラーにもナチュラルブラックジャックが成立していた場合は引き分け、それ以外はすべて勝ちになります。

ナチュラルブラックジャックでの勝利は配当2.5倍

ナチュラルブラックジャック

ブラックジャックで勝利した場合の配当は2倍ですが、ナチュラルブラックジャックで勝利した場合の配当は2.5倍です。

たとえば10ドルをベットした場合には、2.5倍の25ドルが払い戻されます。

ただし、ディーラーにもナチュラルブラックジャックが成立していた場合はプッシュ(引き分け)となり、賭け金が払い戻されます。

ブラックジャックのカードの数字別での出現確率

ブラックジャックでは10としてカウントするカードが最も多い

ブラックジャックで勝つためには、「どの数字のカードがどれぐらいの確率で出現するか」を理解しておくことが重要です。

特に、[10]とカウントするカードは枚数が多いため、勝敗に大きな影響を与えます。

ここでは、ブラックジャックのカードの数字別での出現確率について解説していきます。

[A~9]の出現確率は約7.69%

ブラックジャックでは、[A~9]の出現確率は約7.69%です。

ブラックジャックは[A~K]の13枚 x 4 = 52枚のカードを使用するので、[A~9]の出現確率は4/52(約7.69%)になります。

オンラインカジノのライブブラックジャックの場合、通常は8デックを使用しますが、デック数が増えてもカードの出現確率は同じです。

[10・J・Q・K]の出現確率は約30.76%

ブラックジャックでは[10・J・Q・K]の出現確率は約30.76%で、[A~9]よりも高くなっています。

これは[10・J・Q・K]をすべて10とカウントするためで、10の出現確率は16/52(約30.76%)になるのです。

約3回に1回は10が出る計算になるため、ブラックジャックではディーラーの伏せカード(裏向きになっているカード)、プレイヤーとディーラーに追加で配られるカードは10と仮定するのが基本的な考え方です。

ブラックジャックでプレイヤーが21になる確率

ブラックジャックは、合計値を21に近づけた方が勝ちとなるゲームなので、21になる確率を正しく理解しておくことが必要です。

ここでは、プレイヤーが21になる確率について解説します。

ナチュラルブラックジャックになる確率は約4.83%

ブラックジャックの最強ハンドであるナチュラルブラックジャックになる確率は、約4.83%です。

ナチュラルブラックジャックは[A] + [10・J・Q・K]で成立するので、その確率は以下の方法で計算できます。

まず、1枚目に[A]が出る確率は4/52。2枚目に[10]が出る確率は16/51。2つを掛け合わせると、(4/52) × (16/51) ≒ 2.41%です。

次に1枚目に[10]が出て、2枚目に[A]が出る確率も同様に計算でき、(16/52)× (4/51) ≒ 2.41%です。

この2つを足すと、2.41% + 2.41% ≒ 約4.83%。つまりナチュラルブラックジャックになる確率は約4.83%というわけです。

ヒットで合計値が21になる確率はハンドの合計値によって異なる

ブラックジャックでヒットを選択して合計値が21になる確率は、ハンドの合計値によって異なります。

ハンドの合計値ヒットで合計値が21になる確率
9以下21にはならない
11以外約7.69%
11約30.76%

それぞれの計算方法について解説します。

ハンド合計値が9以下の場合

ハンドの合計値が9以下の場合は、次にどのカードを引いても21にはなりません。

たとえば、ハンドの合計値が9の時にヒットを選択し、最も出現確率の高い[10・J・Q・K]を引いた場合の合計値は19です。

最も高い点数は[A]の11ですが、ハンドが9の場合にAを引いても合計値は20なので、1回のヒットで21になる確率は0%です。

したがって、プレイヤーはハンドの合計値が9以下の時は、必ずヒットを選択して21に近づけることが最適な選択肢になります。

ハンド合計値が11以外の場合

ハンドが11以外の場合、ヒットを選択して合計値が21になる確率は約7.69%です。

たとえば、ハンドが14だったとしましょう。

この場合、次に[7]を引くと合計値が21になります。

[7]の出現確率は約7.69%(4/52)です。

他のハンドでも同様で、[15]など[6]、[16]なら[5]と、合計値が21になるための数字が1種類だけなので確率はすべて約7.69%になります。

ハンド合計値が11の場合

ハンドの合計値が11の場合、ヒットを選択して合計値が21になる確率は約30.76%です。

この場合は、合計値が21になるためには次に[10・J・Q・K]の4枚が必要です。

[10・J・Q・K]の出現確率は30.76%(16/52)なので、理論上は約3回に1回の確率で21になることが期待できます。

ブラックジャックでディーラーが21になる確率

ここでは、ブラックジャックでディーラーが21になる確率を見ていきましょう。

ディーラー側はアップカードによって21になる可能性が大きく変動するので、プレイヤー側はその見極めが重要です。

ナチュラルブラックジャックになる確率は約4.83%

まずディーラーがナチュラルブラックジャックになる確率は約4.83%です。

計算方法はプレイヤーの時と同じなので、ここでは割愛します。

ヒットで合計値が21になる確率はアップカードによって異なる

次に、ディーラーがヒットで合計値が21になる確率は、アップカードによって異なります。

アップカードの数字合計21になる確率
A7.78%
211.80%
311.47%
411.12%
510.82%
69.72%
77.41%
86.94%
96.08%
10(J・Q・K含む)3.74%

ディーラーのアップカードが[A]の場合、伏せられているカードが[10・J・Q・K]でナチュラルブラックジャックが成立している可能性は、16/51 ≒ 約31.37%です。

ただし、ディーラーはハンドの合計値が17未満の場合は17以上になるまでヒットし続けなければならず、17以上になったらスタンドします。

そのため、21を作るために複数枚のカードを引く可能性があり、それらの組み合わせをすべて考慮して最終的に21になる確率は7.78%になるのです。

その他のカードについても同様で、アップカードの数字によって21になる確率が変わります。

すべてを覚えるのは大変なので、ここでは大枠を把握しておくといいでしょう。

なおアップカードが[10・J・Q・K]の時に合計値が21になる確率が3.74%ともっとも低い数値ですが、ディーラーのハンドが弱いというわけではありません。

次に、最も出現確率の高い[10]を引くと合計値は2番目に強い20になるので、ディーラーのアップカードが[10]の場合は、プレイヤー側にとって不利な状況といえるのです。

ブラックジャックで21に近づけて勝つ確率を高める方法

ブラックジャックは、単なる運任せではなくプレイヤーの戦略が勝敗を左右するカジノゲームの1つです。

自分に配られたカードとディーラーのアップカードを見て最適な判断を積み重ねることで、勝率をアップさせることが可能です。

ここでは、ブラックジャックの勝率を高める方法を紹介します。

ベーシックストラテジーを活用する

ベーシックストラテジー

ブラックジャックの勝率を高めるためには、最強の攻略法であるベーシックストラテジーを活用しましょう。

ベーシックストラテジーとは、プレイヤーの手札とディーラーのアップカードの組み合わせに基づいて、最も期待値の高いアクション(ヒット、スタンド、ダブルダウン、スプリットなど)を教えてくれる攻略法です。

ベーシックストラテジーは、ここまで解説してきたカードの出現率と統計データによって作られており、その有効性は数学的にも証明されています。

ベーシックストラテジーは、プレイヤーのハンドによってハードハンドチャート・ソフトハンドチャート・スプリットチャートの3種類があり、それぞれ最適な選択肢がマトリックス化されています。

ストラテジーチャートを参照すれば、ブラックジャックのすべての状況における最も期待値の高いアクションが分かるため、初心者でもプロや上級者と同じようにプレイすることが可能です。

ベーシックストラテジーは効果が絶大なため、リアルカジノではストラテジーチャートの持ち込みが禁止されている場合がありますが、オンラインカジノならチャートを見ながらプレイしてもバレることはありません。

当サイトでは、ベーシックストラテジーについてどこよりも詳しく解説しているので、ブラックジャックで稼ぎたい人はぜひご一読ください。

カウンティングを活用する

カードカウンティングで有利な状況で勝負

(カード)カウンティングとは、場に出たカードをカウントすることでシュー内に残っているカードを予想する攻略法です。

ブラックジャックでは、1度使ったカードはシューの交換まで再利用しません。

そのため残っているカードに偏りが発生した場合、プレイヤーに有利な状況か不利な状況下かを推測することができるのです。

この情報をもとに、ベット額を調整したりプレイスタイルを最適化します。

たとえば有利な状況と推測できる場合には、ベット額を上げたりダブルダウンやスプリットなどで積極的に勝負を仕掛けます。

逆に不利な状況と推測できたら、ベット額を下げたりベーシックストラテジーではダブルダウンが推奨される場合でも慎重にプレイするのです。

ただし、リアルカジノではカウンティングを使うプレイヤーは歓迎されず、場合によっては出入り禁止になることもあります。

オンラインカジノではカウンティングは特に禁止されていませんが、シューを早めに交換するなどの対策が取られているため、カウンティングが威力を発揮する場面はそれほど多くはありません。

それでも、カウンティングの考え方や使い方を理解しておくことは、ブラックジャックの勝率を高めるための大きな武器になります。

当サイトでは、カウンティングについても詳しく解説していますので、ベーシックストラテジーと合わせて習得することをおすすめします。

まとめ

今回はブラックジャックでプレイヤーとディーラーの合計値が21になる確率や数字別の出現率などを解説してきました。

ブラックジャックは稼ぎやすいカジノゲームですが、長期的に利益を出すためには確率に基づいたプレイが必要です。

また、ベーシックストラテジーやカードカウンティングを活用することで、ブラックジャックの還元率を最大限に引き出すことが可能になります。

ブラックジャックの確率をしっかりと把握して、ギャンブルとしてだけでなく投資や副業感覚で長期的に稼いでいきましょう。

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