ルーレットはカジノゲームの中でトップクラスに還元率が高く勝ちやすいゲームですが、あくまでもギャンブルなので毎回勝ち続けることは不可能です。
ルーレットで長期的に利益を残すためには、損切りの重要性を理解し、適切なタイミングで損切りできるルール設定などを構築する必要があります。
そこで今回は、「ルーレットにおける損切り」というテーマで、損切りの重要性や損切りのタイミング、損切りを行う時の注意点などを詳しく解説していきます。
もくじ
ルーレットの損切りとは

ルーレットにおける「損切り」とは、事前に設定した損失額の上限や連敗数に達したら、損失拡大を防ぐためにその時点でプレイを終了することを指します。
損切りはルーレットに限らずパチンコや競馬などのギャンブル、FXや仮想通貨、株式などの投資にも用いられるリスク管理の手法です。
あらゆるギャンブルや投資において勝率が100%ということはありえません。
時には損失の拡大を防ぐために適切なタイミングで負けを受け入れることも必要で、損切りは長期的に資金を増やすためには欠かせないリスク管理の手法といえるのです。
ルーレットにおける損切りの重要性
次にルーレットにおける損切りの重要性を見ていきましょう。
損失を最小限に抑えることで大切な資金を守れる

ルーレットには様々な必勝法が考案されていますが、100%完璧な手法というものはありません。
ルーレットは運の要素が大きく絡むゲームで、さらに胴元(カジノ)の取り分であるハウスエッジ(控除率)が設定されているため、還元率は約97.30%です。
つまり、10,000円を賭けるとプレイヤーへは9,730円しか返ってこない計算になります。
カジノの控除率を克服するために様々な必勝法と呼ばれるシステムベットが公安されていますが、勝率100%の手法は存在しないため、状況によっては損切りを決断する場面が現れます。
損切りを適切に行うことによって、損失を最小限に抑え大切な資金を守ることができるのです。
損失を取り戻すチャンスを増やせる

損切りは単に損失を最小限に抑えるだけではなく、将来的に「損失を取り戻すチャンスを増やせる」ための戦略的な撤退と考えることが重要です。
損切りをせずに1度のプレイで資金の大部分、またはすべてを失ってしまったら、損失を取り戻す機会が遠のいてしまいます。
しかし適切な損切りラインを設定しルールを守ることで、その日は負けたとしても手元には資金が残ります。
つまり損失を取り戻すチャンスを増やせるのです。
感情に左右されず冷静な判断ができる

損切りに関するルールを設定することで、感情に左右されず冷静な判断ができるようになります。
リアルマネーを使ったルーレットのプレイ中は、勝っていると気分が高揚してもっと資金を増やしたくなりますし、負けが込んだときには熱くなって平常心を保つことが難しくなるのが人間です。
このような状況で大きな役割を果たすのが、事前に設定した損切りラインです。
損切りラインを設定することで、「現在は負けているけど、あと100ドルは耐えられる」「もうすぐ損切りラインに達するからプレイを終了しよう」といったやめどきの目安を把握できるようになります。
ルーレットで損切りができない人の特徴
ルーレットでは、損切りができない人には一定の特徴があります。
自分に当てはまるものがないか、確認してみましょう。
明確な目標を立てずにプレイしている人

ルーレットで損切りができない人に見られる大きな特徴は、明確な目標を立てずにプレイしている人です。
ルーレットでは、明確な目標を立てずにプレイしている人は損切りできない傾向が見られます。
ルーレットは華やかな見た目に加えて、多彩な賭け方や配当があるので、普通にプレイしていると気分がどんどん高揚していきます。
そしてその時の気分で賭け金を変動させたり、やめどきの目安を決めずにプレイしている人は、一時的には勝てたとしても最終的には大きな損失を出してしまうことがほとんどです。
そのような失敗を避けるためには、目標利益と損切り額を決めてプレイする習慣を身につけましょう。
資金管理をせずに賭けている人

ルーレットで損切りができない人の特徴に、「資金管理を徹底せず無計画に賭けている」点が挙げられます。そのため目標利益や損切り額を設定しても、資金管理ができていないと意味がありません。
たとえば、手持ちの資金が100ドルしかないのに目標利益を100ドルにしたら、資金を2倍にするためにはリスキーな賭け方が必要になるでしょう。
また、資金管理を怠るプレイヤーは「これぐらいなら大丈夫だろう」など、その時の気分や感覚でベット額を決めてしまいがちですが、そのような時に大負けすると冷静さを失ってしまうことがよくあります。
資金管理は、ルーレットに限らずすべてのギャンブルで最も大事なものです。
「1回のベット額は軍資金の5%以内にする」「軍資金の30%を失ったら損切りする」など、資金管理に関するルールを徹底しましょう。
感情的な賭け方をしてしまう人

ルーレットで損切りできない人に共通する特徴は、冷静さを失って感情的な賭け方をしてしまうという点です。
特に連敗が続いて損失が大きくなった場面で冷静さを保つのは、上級者でも簡単ではありません。
負けが続くと「早く損失を取り戻したい」と焦ったり、「もうどうにでもなれ」と投げやりな気持ちになって無謀な賭けを繰り返してしまう、という状態に陥りやすくなります。
ルーレットにおける損切りは、自分の資金を守り、次のチャンスで損失を取り返して大きな利益を掴むための戦略的撤退です。
自分が感情的になっていると感じたら、1度テーブルを離れる、深呼吸する、散歩に出かけて気分転換するといった方法で、冷静さを取り戻せるようにしましょう。
ルーレットの損切りのタイミングと成功させるコツ
ここでは、ルーレットの損切りの適切なタイミングや成功させるコツなどを解説します。
損切りのタイミングは連敗数や損失額を基準に決める

ルーレットで損切りするタイミングは、連敗数や損失額を基準に決めるようにしましょう。
たとえば、負けた次のゲームで賭け金を2倍にするマーチンゲール法なら「5連敗で損切りする」というルールを決めておけば、損切りしても回収不可能な損失額にはなりません。
その他のシステムベットについても「損失額が100ドルを超えた時点で損切りする」「損失額が軍資金の30%に達したら損切りする」といったルールを決めておけば、冷静さを失わずにプレイできるでしょう。
目先の利益にとらわれずトータルで勝つことを意識する

ルーレットで勝つためには、目先の利益が損失にとらわれずトータルで勝つことを意識しましょう。
どんな上級者でも還元率が100%を下回るルーレットで、毎日勝ち続けることはイカサマでもしない限り不可能です。
ルーレットで稼いでる人は、その日の勝敗ではなく長期的な視点に立って利益を残すことを意識しています。
流れが悪い時や損切りラインに達した時は必要以上に粘らず損失を最小限に抑え、調子のいい時には欲張らず確実に利益を残すことを意識すればルーレットで長期的に稼いでいくことが可能になります。
ルーレットのシステムベットを活用する

損切りが苦手な人は、ルーレットのシステムベットを活用することをおすすめします。
ルーレットのシステムベットとは必勝法・攻略法と呼ばれることもあり、損失を回収することを目的にしたシステムベットや連勝中の利益を大きくすることを狙ったシステムベットなど様々です。
これらのシステムベットから、損切りラインが明確に決まっている手法を選んでルール通りにプレイすれば、適切なタイミングで損切りできるようになります。
自己規制ツールのあるオンラインカジノを利用する

オンラインカジノの中には、ギャンブル依存症を防止するためにプレイヤー自身がギャンブル行動を制限できる自己規制ツールを提供しているサイトがあり、ツールを利用することで強制的に損失を防ぐことが可能です。
具体的には、一定期間の入金額・損失額・プレイ時間などを制限できる機能、決められた期間内にログインできなくなる機能などがあり、どうしても感情的なプレイをやめられないという人は、自己規制ツールを使うといいでしょう。
ただし、自己規制ツールはあくまでも補助的なものであり、基本的にはこれまでに解説してきた手段を使って自分で適切な損切りを行うことが重要です。
ルーレットの損切りを行う時の注意点
ルーレットで損切りを行う際には、以下の点に注意しましょう。
損切りラインはルーレットをプレイする前に必ず決める

損切りラインは、ルーレットをプレイする前に必ず決めておくようにしましょう。
ルーレットはエキサイティングなゲーム性を持っており、リアルマネーを賭ける実戦では、ほとんどの人が冷静な判断をできなくなってしまいがちです。
勝っていれば気分が高まり、負けていると熱くなってしまうので、プレイ中に損切りラインを設定することはほぼ不可能といえます。
したがって、事前に「損失が100ドルに達したらプレイを終了する」「資金の20%を失ったら損切りする」といったラインを決めることを徹底しましょう。
自分で決めたルールやシステムベットのルールは厳守する

自分で決めた利確や損切りに関するルール、システムベットのルールは厳守しなければいけません。
たとえば、目標利益へ到達した場合に「今日は調子がいいからもっと勝てそう」とプレイを続ける人がいますが、ルーレットは還元率が100%未満のギャンブルなので、長く続ければ続けるほどプレイヤーが負けていく計算になります。
したがって、勝っている時には勝ち逃げで利益を残すことが鉄則です。
負けている時に関しても同様で、損失が大きくなった時に損切りラインをずらしてしまう人がいますが、それでは事前にルールを決めた意味がありません。
またマーチンゲール法やモンテカルロ法などのシステムベットを使う際には、決められたルール通りにベット額を変動させることを徹底しましょう。
ルーレットに有効なシステムベットは、著名な数学者たちが考案した手法なので、ルール通りにプレイすることが還元率を最大限に引き出すことにつながるのです。
ルーレットで損切りが苦手な人におすすめのシステムベット法
ルーレットで損切りが苦手な人には、あらかじめ損切りラインが決められているシステムベット法がおすすめです。
ピラミッド法(ダランベール法)
ピラミッド法(ダランベール法)はローリスクで運用できることから、長期戦でコツコツと利益を積み重ねたい人におすすめのシステムベットです。
ピラミッド法の手順
- 初回賭け金と勝敗後の増減単位を決める
【例】初回賭け金→5ドル、増減単位→1ドル - 1ゲーム目は初回賭け金をベットする
- 勝敗に応じて賭け金を変動する
・勝った場合:賭け金を1単位に減らす【例】5ドル→4ドル
・負けた場合:賭け金を1単位増やす【例】5ドル→6ドル - 連勝して賭け金がゼロになったら、2種類から進め方を選ぶ【1】全ゲームの賭け金と同額を賭ける【2】攻略法リセットして最初に戻る
ピラミッド法は使い方がシンプルで初心者も実践しやすく、連敗しても賭け金の増え方が緩やかなので資金が少ない人にもおすすめです。
また、勝った次のゲームで賭け金を下げ、負けた次のゲームで賭け金を上げるので、展開によっては勝率50%でも利益を出すことができます。
ウイニングルーレット法

ウイニングルーレット法は、6倍配当のダブルストリートベットを使用するシステムベットです。
ウイニングルーレット法では、全14ゲームを1セットとし、ゲーム数によって以下のように賭け金を変動させます。
ゲーム数 | 賭け金 |
1~5 | 1ドル |
6~8 | 2ドル |
9~10 | 3ドル |
11 | 4ドル |
12 | 5ドル |
13 | 6ドル |
14 | 7ドル |
最初は1ドルをダブルストリートベットで賭けて、連敗が続くと上記に賭け金を上げていき、14連敗した場合にはそのセットは損切りします。
1セット | 2セット | ||
ゲーム数 | 賭け金 | ゲーム数 | 賭け金 |
1~5 | 1ドル | 1~5 | 1ドル |
6~8 | 2ドル | 6~8 | 2ドル |
9~10 | 3ドル | 9~10 | 3ドル |
11 | 4ドル | 11 | 4ドル |
12 | 5ドル | 12 | 5ドル |
13 | 6ドル | 13 | 6ドル |
14 | 7ドル | 14 | 7ドル |
ウイニングルーレット法は、1セットの14ゲーム内で1勝したらそのセットは完了し、次のセットへ進み同様の手順を6セット行ったら終了となります。
14ゲーム中に1勝すれば必ず利益が出るようになっており、ルールがシンプルなので初心者もすぐに実践できるでしょう。
また、「6セット x 3回でその日のプレイを終了する」などゲームのやめどきを決めやすい点もメリットです。
ただし、1セットで14連敗すると最大39ドル(39ユニット)の損失が出るので、空回しなどを使って勝率アップを目指すことが重要です。
31システム投資法

▼31システム投資法のグループ表

31システム投資法は、31単位の資金を9つに分割し、決められたルール通りに賭けていき2連勝すると利益が確定するシステムベットです。
賭け金の変動についてですが、まず上記画像のA-1回目では1ドル(ユニット)を賭け、負けた場合は右側に移動しA-2回目の1ドル、勝ったら1段下がってB-1回目の2ドルを賭けます。
同様の手順を繰り返し、2連勝したら攻略法を終了してA-1回目に戻ります。
31システム投資法は1セットの最大ゲーム数が9ゲームで、最大損失額が31ユニットと事前に損失額を把握できる点がメリットです。
デメリットは手順が少し複雑な点で、ベット額を間違えると「2連勝したのに利益が出なかった」ということになりかねないので、不安な人は上記の表を見ながらプレイすることをおすすめします。
自己規制ツールを利用するなら遊雅堂がおすすめ!

大手オンラインカジノの遊雅堂では、プレイヤーが健全かつ持続可能な方法でカジノゲームを楽しめるように自己規制のための様々なツールを提供しています。
▼遊雅堂の自己規制ツールで設定できる機能
入金制限 | 入金限度額と期間と設定して、一定期間の入金額を制限できる |
時間設定 | 1度のログインでプレイできる時間を制限できる |
ロス制限 | 負け金額の上限と日数を設定できる |
ゲームプレイ時間リマインダー | 設定した時間を経過すると、ゲームを続行するか終了するかを選択できるポップアップメッセージが表示される |
ログイン制限 | 一定期間または無期限にアカウントへのログインを制限できる |
閉鎖(退会) | オンラインカジノのアカウントを閉鎖する |
たとえば、「軍資金がなくなると、熱くなってすぐに再入金してしまう」という人は入金制限で定期間の入金額を制限するといいでしょう。
また、1度ルーレットやスロットなどをプレイすると時間を忘れて遊んでしまうという人は、時間設定でプレイ時間を制限することをおすすめします。
自己規制ツールに関しては使ったことがない人が多いと思うので、損切りが苦手な人やすぐに熱くなってします人はぜひ活用してみてください。
まとめ
今回はルーレットで長期的に利益を出すためには欠かせない「損切り」について解説してきました。
損切りを行うと一時的には負けが確定してしまうため、ネガティブに考えている人が多いかと思いますが、損失を最小限に抑えることで大切な資金を守ることができます。
資金が残っていれば、次に損失を取り戻すだけでなく大きな利益を獲得するチャンスが生まれるのです。
ルーレットで稼ぐためには、適切なタイミングで損切りを行いトータルで勝つことを意識しましょう。