アフィリエイトを始めたいけど、どのようなメディア(媒体)を選んだら良いか、悩んでいませんか。
実は2010年代以降、スマホやSNSの普及により、アフィリエイトの手法は大きく変わりました。
特に、アフィリエイトのメディア(媒体)には、ブログや個人サイトを利用するのが普通でしたが、近年SNSや動画サイトなど「幅広い媒体」でアフィリエイト活動ができるようになりました。
そこで本記事では、アフィリエイトの主要メディアの種類や報酬形態、自分に合ったメディアの選定方法を解説します。
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アフィリエイト活動とメディアの関係性

アフィリエイトとは、自分のメディア(媒体)で広告主の商品やサービスを紹介し、報酬を得る仕組みですが、その手法は多岐にわたります。
従来、アフィリエイトにはブログやWebサイトを利用するのが一般的でしたが、SNSやスマートフォンの登場で、アフィリエイトに使えるメディアの種類は大きく広がりました。
一方、アフィリエイトメディアの種類が増えたということは、ネットユーザーの情報源も広がっており、今まで以上に、「メディア選定の重要性」が高まりました。
また、アフィリエイトメディアの種類が違えば、「広告の掲載方法」や「報酬体系」、「運営方法」なども違ってくるので、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
アフィリエイトの主要メディア4種類とは
アフィリエイターは自分や自社の保有している「Webメディア(媒体)」に広告を掲載し、ネットユーザーが広告リンクを経由して商品やサービスを購入するとアフィリエイターに報酬が支払われます。
そしてアフィリエイト広告を掲載する際、大きく4種類のメディアを利用できます。
- SEO系メディア
- SNS系メディア
- オンラインコミュニティ
- インセンティブ系メディア
それぞれのメディアによって、広告との相性や掲載方法、報酬体系などが違うので、目的や特徴にあったメディアを利用することが重要です。
SEO系メディア
SEO(Search Engine Optimization)系のアフィリエイトメディアは、様々なキーワードで検索エンジンの上位表示を狙い、ユーザートラフィックを獲得します。
特にSEO系アフィリエイトメディアには以下3種類があります。
- 個人ブログ主に商品やサービスの「体験・感想」を記事にして宣伝することで、ネットユーザーの購入や申込を促進し、成果を達成することで報酬を貰うことができます。
- Webメディア専門的な情報サイトやオウンドメディアなど、専門的な情報やノウハウを配信することで検索エンジンに上位表示されやすくなり、多くのトラフィックを獲得できます。
- 比較・おすすめサイト比較サイトは特定の商品やサービスの値段や性能を比較し、購入や申込に誘導します。比較的PV数やユーザーの滞在時間が長くなるので、アフィリエイト向きのサイトと言えます。
SEO系アフィリエイトは中長期的に大きな売上を上げることができ、人気メディアの1つですが、文章で売り込むスキルやSEOの知識が必要なので、メディア運用には中長期的なプランニングと施策が必要です。
ただ、SEO系アフィリエイトメディアは資産価値が高いので、売却時には数億円単位の価格が付くことも珍しくありません。
SNS系メディア
近年、インフルエンサーがSNSアカウントやYouTubeにアフィリエイト広告を掲載し、お金を稼げるようになりました。各種SNSで多くのフォロワーを獲得すると、ASPサイトの広告主だけでなく、直接広告主とも取引できるようになるので、報酬金額も高くなる傾向にあります。
特に以下SNSはアフィリエイターにも人気で、それぞれ特性も異なります。
- X(旧Twitter)のアフィリエイトは、ツイート機能を使って広告リンクを設置します。ショートテキストを主なコンテンツとし、リテラシーの高いユーザーが多いので、ビジネスや時事ニュース、エンタメ系のアフィリエイトにおすすめです。
- Instagramはストーリーやプロフィール欄に広告リンクを設置できます。主なコンテンツは画像なので、食べ物や観光地、ファッションなど、視覚性の強いサービス商材と相性が良いとされており、Facebookとも連動が可能です。
- YouTubeは、動画の概要欄やチャンネルのトップページに広告リンクを設置できます。テレビと同様に様々なジャンルのチャンネルがあり、YouTube単体でも報酬を得れますが、他の広告を組み合わせることで大きく稼ぐことができます。
- TikTokはプロフィール欄に広告リンクを設置できます。ショート動画を主なコンテンツとしており、拡散力が強いので良くも悪くも多くのユーザーにリーチします。特に炎上の可能性もあるので運用には注意が必要です。
SNS系アフィリエイトは、短期間で効果が現れやすく、運用次第ではすぐに報酬を得ることができますが、新しいSNSの登場やトレンドの変化に影響されやすいため、安定した収入を得るには適していません。
ただし、多くのフォロワーを獲得し、影響力を高めることができれば、高額な報酬も期待できるため、特定のスキルや個性を持つ方にはおすすめです。
各SNSには独自に制定されたコンテンツ基準があり、これに反する内容を投稿すると、コンテンツの削除や公開停止、さらにはアカウントの停止など、厳しい処分が科されることがあります。
SNSを利用する際は、各プラットフォームのポリシーを十分に理解し、遵守することが大切です。
オンラインコミュニティ
オンラインコミュニティは同じ興味を持つ人達がLINE、DiscordやX(Twitter)などのソーシャルメディア上で集い、情報交換をしたりお互いの経験をシェアする場を指します。
オンラインサロンとしても知られている分野で、アフィリエイトはこれらのコミュニティの運営者としてユーザーを誘導し、売上につなげます。
招待制や会費制とすることでユーザーの質を担保しやすくなり、コミュニティを活性化させることにより、アフィリエイトの成果を出しやすいという点が魅力です。
- LINEオープンチャットの機能を利用し、リアルタイムでの質疑応答や最新情報を共有できる方法です。普段のLINEとは異なる名前で利用できることから匿名性も高く、初心者ユーザーにとっても参加しやすいというメリットがあります。人とのコミュニケーションが得意なアフィリエイトにおすすめです。
- Discordは当初ゲーマーのコミュニケーションツールとして開発されましたが、仮想通貨の発展と共に利用層が幅広くなってきました。クローズドされた空間(サーバーという名称)で意見交換ができるという現代のニーズ沿ったツールであり、招待されたユーザーも特別な気持ちになるというプラスαの要素があります。また、テキストチャットやボイスチェンジャーなどの機能が充実しており、エンゲージメント率が一段と高いという点も魅力でしょう。ライブストリーミングでスポーツ観戦などもラグ無しで視聴できることから、特定のイベントに向けて集客したいアフィリエイトにおすすめです。
- X(旧Twitter)上でのコミュニティはLINEやDiscordよりも規定が多いという難点がありますが、ユーザー数が最も多いSNSであることから、やり方次第で高い集客数を見込めるという大きな利点があります。また、コミュニティ内でのコメントはプライベートのフォロワーに共有されない為に一定の匿名性を保ちつつも、公開アカウントのみが参加可能という信頼性も兼ね備えています。
インセンティブ系メディア
インセンティブ系メディアは主に「ポイントサイト」とも呼ばれることが多く、サイト会員は以下のような行動を起こすことで、ポイントを獲得できます。
- 資料請求
- 広告をクリック
- アンケート回答
ポイントサイトの会員は、広告された商品の潜在的なユーザーでありながら、ポイントを通じて追加報酬を受け取ることができます。商材によってインセンティブを得るためのタスクの難易度は異なりますが、複雑なメディア運用が必要ないため、誰でも簡単にアフィリエイト報酬を獲得することが可能です。
アフィリエイトの報酬形態
アフィリエイト広告の報酬形態には大きく4種類あります。
「報酬の条件が厳しく単価が高い形態」から「条件を達成しやすいが報酬単価が低い形態」まで、さまざまな選択肢があります。そのため、メディアや取り扱う商材に応じて、適切な形態を選ぶことが大切です。
特に以下4種類はアフィリエイトの代表的な報酬形態です。
- 成果報酬
- 広告をクリック
- インプレッション報酬型
- 固定報酬型
それぞれの報酬形態によって、成果条件の難易度や報酬相場は変わります。それぞれの詳細を紐解いて見ていきましょう。
成果報酬のアフィリエイト
成果報酬型のアフィリエイトは、最も一般的な形態で、ネットユーザーがアフィリエイト広告のリンクをクリックし、商品の購入やサービスの登録など成果条件を満たすと報酬が発生する仕組みです。また、資料請求、無料体験の申し込み、会員登録、メルマガ登録、ホワイトペーパーやアプリのダウンロードなども成果地点として設定できます。
広告主にとっては、成果が発生した時点で費用を支払うため、コストを抑えて広告運用が可能です。
成果報酬型で成果を上げるためには、自社商材と広告を掲載する媒体の相性や、その媒体が検索キーワードで上位表示されるかどうかが重要になります。
当サイトのサムライクリックも、この「成果報酬型」に該当します。アフィリエイト会員様は送客したユーザーが、ゲーミングサイト(当サイト広告主)に登録し、入金すると報酬が発生します。
クリック報酬型のアフィリエイト
クリック報酬型は、ユーザーが広告をクリックした時点で収益が発生する広告形態です。商品の購入やサービスの利用は成果に影響せず、クリックそのものが成果条件となります。
このタイプの広告では、「Google広告が代表例」です。クリック報酬型の魅力は、成果までのハードルが低い点にあります。しかし、クリック1回あたりの収益(クリック単価)が低いため、必ずしも高収益が期待できるわけではありません。特に、サイトの規模が大きくなった場合、アクセス数の増加に対して収益が頭打ちになりやすい傾向があります。
それでも、クリック報酬型であれば、適切なメディアからユーザーを効率的に誘導でき、成果報酬型よりもコストを抑えた運用が可能です。
インプレッション報酬型のアフィリエイト
インプレッション報酬型アフィリエイトは、広告が表示された回数に応じて収益が発生する広告形態です。インプレッション保証型とも呼ばれ、クリック保証型よりもハードルが低いため、コンバージョン獲得につながる可能性は低くなります。
しかし、認知度の拡大やリーチ獲得においては効果が期待できます。この広告形態の収益性は非常に低く、広告が1000回表示された場合の収益(インプレッション収益)は、一般的に1円〜2円程度です。
固定報酬型のアフィリエイト
固定報酬型アフィリエイトは、特定の期間中に広告を掲載することで対価を得る広告形態です。これは、テレビCMや雑誌広告、街頭の看板広告と同様の仕組みで、純広告とも呼ばれます。
収益は掲載期間に依存しますが、成果報酬型広告よりも高収益が見込め、通常数十万円から数百万円の報酬が一般的です。
安定したコンバージョン獲得が見込める場合、この固定掲載型を利用することで、コストを削減しつつ効率的にコンバージョンを得ることが可能です。
アフィリエイトで成果を上げるためのメディア選定
アフィリエイト広告でしっかりと報酬を得るには、メディアの選定が重要です。
どのような商品やサービスを紹介するかや自分の運用スタイルによって、適切なメディアは変わってくるので以下3つの選定基準は覚えておきましょう。
自分の能力と親和性の高いメディアを選ぶ
アフィリエイトを成功させるためには、自分のスキルや興味に合ったメディアを選ぶことが大切です。
たとえば、ブログを使ったSEOアフィリエイトは、定期的な記事更新やリライトが必要であり、人によって向き不向きがあります。逆に、動画や写真を使ったり、既に認知度のある方はSNSアフィリエイトが適していますし、コツコツと作業することが好きな人には、ポイ活などのインセンティブアフィリエイトが向いていると言えます。
ターゲットや商材を基準に選ぶ
ご自分の紹介する商品やサービスの種類、そのターゲット属性を基準にして、メディアの選定を行うことも大切です。
例えば以下2点は必ず基準にするべき指標です。
- 商品やサービスとの相性
- ターゲットユーザーの数
商材の訴求方法が画像ならInstagramやFacebook、複雑な商材やハウツー系はブログやYouTubeが適していると言えます。また、ターゲットユーザーが30代から40代の投資家向けならX(旧Twitter)やブログが向いています。
このようにメディア特性やターゲットユーザーを基準にアフィリエイトメディアを選定することで効率的にリーチできます。
運用から逆算して選ぶ
アフィリエイトの成功には、労力、時間、資金が大きな鍵を握ります。長期的な戦略が必要なアフィリエイトでは、広告を継続的に出すための労力、作業時間、そして資金が不可欠です。個人でアフィリエイトを始めるときには、仕事以外のプライベートな時間を使うことになり、作業量が限られます。また、個人の資金も多くは投入できないことが多いです。
これらのリソースを適切に見積もらないと途中で挫折してしまうこともあるため、自分が実践できる範囲での広告出稿をしっかりと確認してから取り組むことが重要です。
アフィリエイトメディアのまとめ
本記事では、アフィリエイト初心者向けにメディアの種類や報酬形態を解説しました。</br /> 近年、SNSやブログアフィリエイトは副業の人気ジャンルで上位を獲得しており、新規アフィリエイターも増えていますが、ひと月1万円以上稼げる人は半数以下となっています。
その理由の1つに、自身の強みや性格に対し、不適切なアフィリエイトメディアを使っている点が挙げられ、本ケースが多く見受けられます。
アフィリエイトメディアには、ブログやSNS、YouTube、チャットアプリなど幅広い選択肢が用意されていますが、広告商材やターゲットユーザーにより、最適なメディアは異なります。
また、アフィリエイターの性格やメディア種類によっても選ぶべき報酬形態は違うので、正しいメディア種類や報酬形態を理解して始めると良いでしょう。