バカラ(Baccarat)はバンカーとプレイヤーのどちらが勝つかを予想するシンプルなルールながらも、奥の深いゲーム性を併せ持ち「カジノの王様」と呼ばれるほど人気の高いカジノゲームです。
また、カジノで最も高額の資金が動くゲームでもあり、ランドカジノやオンラインカジノでは1ゲームに100万円以上を賭けられるハイローラー向けのテーブルが用意されています。
この記事では、そんなバカラの基本ルールやゲームの流れといった初心者向けのコンテンツから、罫線の見方や絞り(スクイーズ)、代表的な攻略法までをどこよりも詳しく解説しています。
バカラをプレイしたことのない人や初心者の方も、この記事を読めば中上級者と変わらないレベルまでバカラを理解できますよ!
バカラには興味があるんですけど、難しそうなイメージがあるんですよね。
バカラはルールがとてもシンプルだから、リンもすぐに覚えられますよ!
もくじ
バカラで最初に理解すべき基本ルール
まず最初に、バカラの基本ルールについて解説します。
バカラのルールはシンプルで、はじめてプレイする人でもすぐに理解できるレベルなのでご安心ください。
バカラは「バンカー」と「プレイヤー」のどちらが勝つか当てるゲーム
バカラは「プレイヤー」と「バンカー」が勝負するゲームで、参加者(我々)はどちらが勝つかを予想してチップを賭けます。
ゲームの進行に関してはディーラーが機械的に行ってくれるため、細かいルールが分からなくても勝敗や収支には影響しません。
基本的には、勝つと思う方へチップを賭けるだけで自由に参加できる点がバカラの人気の理由です。
配られたカードの合計値が「9」に近い方が勝ち
バカラの勝敗は、プレイヤーとバンカーへ配られたカードの合計値が「9」に近い方が勝ちとなります。
カードのカウント方法は、以下の通りです。
カードのカウント方法
- 「A」~「9」は、そのままカウント
- 「10」「J」「Q」「K」は、0とカウント
上記画像では、プレイヤーの合計時は0 + 7 = 7、バンカーの合計値は8 + 1= 9なので、バンカーの勝ちです。
したがって、バンカーに賭けていた場合は配当が支払われ、プレイヤーに賭けていた場合は賭け金が没収されます。
配られたカードの合計値が同じなら引き分け(タイ)
バカラでは、プレイヤーとバンカーに配られたカードの合計値が同じ場合は引き分け(タイ)となり、賭け金がそのまま返金されます。
タイで返金される際に、手数料などは取られません。
バカラのゲームの流れや遊び方
続いて、実際にバカラをプレイする際の基本的なゲームの流れを解説します。
ちなみに今回使用したゲームは、ライブバカラの中でも特に人気の高いスピードバカラです。
STEP1. 賭け金を決める
まず、テーブルに座ったら賭け金を決めます。
バカラでは持っているキャッシュをそのままベットするのではなく、上記のようにチップと交換してベットします。
チップの種類はテーブルによって異なりますが、1ドル・5ドル・25ドルなど様々です。
オンラインカジノでは、最小ベット額・最大ベット額が各テーブルに表示されているので、テーブルを選ぶ際には必ずチェックしましょう。
STEP2. 「プレイヤー、バンカー、タイ」から予想してベット
次に、バンカー(BANKER)、プレイヤー(PLAYER)、引き分け(TIE)から賭ける場所を選びチップを置きます。
今回はバンカーに1ドルをベットしています。
テーブルによってはペア賭けなどのサイドベットが用意されているので、基本ルールをマスターしたらぜひ挑戦してみてください。
STEP3. ディーラーがカードを2枚ずつ配りゲームスタート
ベットが完了すると、ディーラーがカードを2枚ずつ配りゲームがスタートします。
バカラではカードはディーラーが機械的に配ってくれるので、結果が出るまで特にすることはありません。
また詳しくは後述しますが、バカラでは2枚のカードが配られた時点である条件を満たしている場合、プレイヤーまたはバンカーに3枚目のカードが配れます。
STEP4. 勝敗が確定
配られたカードから、合計値が「9」に近い方が勝ちとなり勝敗が確定します。
今回はプレイヤーの合計値が「6」、バンカーの合計値が「7」なのでバンカーの勝ちです。
さらにバンカーに1ドルをベットしていたので、賭け金の1.95倍=1.95ドルが払い戻されました。
以上が、バカラの基本的なゲームの流れです。
バカラのルールは非常にシンプルで、しかもカードの配布についてはディーラーがすべて行ってくれるので、参加者は勝敗予想と賭け金を決めるだけでゲームに参加できます。
カードの合計値が[9]に近い方を予想するだけって、めっちゃ簡単じゃないですか!
このシンプルさもバカラが人気の理由のひとつなんですよ。
バカラで使うカード(トランプ)の数え方
続いて、バカラで使うカード(トランプ)の数え方について解説します。
バカラのカードの数え方は、以下の2つを覚えればOKです。
バカラのカードの数え方
- A~9のカードは数字通りにカウントする
- 10と絵柄(J、Q、K )はすべて0としてカウントする
数え方を覚えたら、カードを見ながら計算してみましょう。
配られたカードの合計値の数え方
上記にカードの組み合わせのサンプルを作ったので、一緒に計算していきましょう。
▼カウントの考え方
① | A~9のカードは数字通りにカウントするので「3」 + 「4」 = 「7」 |
② | 「10」は0としてカウントするので「3」 + 「0」 = 「3」 |
③ | A~9のカードは数字通りにカウントするので「8」 + 「A」 = 「8」 |
④ | 絵柄は0としてカウントするので「J」 + 「Q」 = 「0」 |
⑤ | 絵柄は0としてカウントするので「5」 + 「K」 = 5 |
⑥ | 「6」 + 「9」 = 5 カウントが10以上の時は下1桁をカウントする。合計値は15だが、下1桁は5なので「5」になる |
特に難しい点はないので、初めてバカラをプレイする人でもすぐに慣れるでしょう。
ちなみに、合計値の計算はディーラーがやってくれるので、最初のうちは分からなくても大丈夫です。
バカラで使われる基本用語
バカラには、ゲームの進行で使われる様々な用語があります。
まず、初心者の方は、最低でも下記の用語を覚えておきましょう。
用語 | 内容 |
---|---|
バカラ | イタリア語で0(ゼロ)を意味する |
プレイヤー | 先にカードが配られる賭け枠 |
バンカー | 後にカードが配られる賭け枠 |
タイ | プレイヤーとバンカーの点数が同点で引き分けになること |
ディーラー | カードを配ってゲームの進行役となる人 |
コミッション | バンカーベットの勝利時に手数料が発生すること |
ノーコミッション | バンカーベットで勝利しても手数料が発生しないこと |
スート | 絵柄のトランプカード |
デック | ジョーカーを抜いた52枚のトランプカードの束 |
ナチュラル | 最初に配られた2枚のカード合計がが8、9であること |
スクイーズ | カードをゆっくりめくること |
上記で、コミッションとノーコミッションについて補足します。
バカラでは、バンカーの方がわずかに勝率が高いため、バンカーの勝利に賭けて的中した場合、5%のコミッション(手数料)を取られます。
しかし、ノーコミッションバカラ(手数料なしバカラ)というテーブルでプレイすると、バンカーの勝利に賭けて的中した場合に手数料を取られません。
その代わり、バンカーが「6」で勝利した場合のみ50%の手数料を取られるため、配当が1.5倍になります。
総合的な控除率に関してはコミッションバカラもノーコミッションバカラもほぼ同じなので、どちらが得ということはありません。
バカラの3枚目とは?配られる、配られない条件
バカラはゲームが始まるとプレイヤーとバンカーに2枚ずつカードが配られます。
しかしカードの合計値によってそれぞれ3枚目のカードが配られる場合があるのです。
バカラの3枚目は勝敗を大きく左右するアクションなので、3枚目が配られる条件と配られない条件をしっかり覚えておきましょう。
バカラで3枚目のカードが配られない条件
まず、バカラで3枚目のカードが配られない条件から見ていきましょう。
プレイヤー・バンカーのハンドの合計値が8か9(ナチュラル)
プレイヤーとバンカーに配られた最初の2枚のカードで、いずれか一方の合計値が「8」または「9」の場合、3枚目のカードは配られません。
最初の2枚の合計値が8または9の場合を「ナチュラル8」「ナチュラル9」といい、その時点で勝敗が確定します。
上記では、プレイヤーの合計値が「1」、バンカーの合計値が「8」なので、プレイヤーへ3枚目のカードは配られずにバンカーの勝ちが確定します。
プレイヤー・バンカーのハンドの合計値がどちらも6か7
最初に配られた2枚のカードで、プレイヤー・バンカーのハンドの合計値が「6」または「7」の場合、3枚目のカードは配られません。
ただし、どちらか一方ではなく両方のハンドが「6」か「7」である必要があります。
上記では、プレイヤーとバンカーの合計値がどちらも「6」なので、3枚目のカードは配られずに引き分けとなります。
バカラでプレイヤーに3枚目のカードが配られる条件
プレイヤーに配られた最初の2枚の合計値が「5」以下で、バンカーに配られた最初の2枚の合計値が「8」か「9」以外の場合、プレイヤーに3枚目のカードが配られます。
上記では、プレイヤーに配られた2枚の合計値が「4」、バンカーの合計値が「7」なので、プレイヤーに3枚目のカードが配られます。
バカラでバンカーに3枚目のカードが配られる条件
次に、バンカーに3枚目のカードが配られる条件を解説します。バンカーの条件は少し複雑なので、上記の表にまとめました。
表の見方は、H(ヒット)が3枚目のカードが配られる、S(スタンド)が3枚目のカードが配られないという意味です。
この表を元にして、以下の実戦例を見てみましょう。
バンカーに3枚目のカードが配られる流れ
まず、最初に配られた2枚のカードの合計値はプレイヤーが「6」、バンカーが「4」です。
▼それぞれのハンドの合計値を表に照らし合わせる
次に、上記の表で確認してみましょう。
横列(プレイヤー)の「6」と縦列(バンカー)の4が交差するところを見ると、Hと書かれていますね。
Hはヒットという意味なので、バンカーへ3枚目のカードが配られます。
▼条件を満たしているので3枚目が配られて決着
バンカーへ配られた3枚目のカードは絵札だったので「0」で、バンカーの合計値は「4」のまま変わりません。
したがって、このゲームはプレイヤーが「6」、バンカーが「4」でプレイヤーの勝ちということになります。
バカラではディーラーがルールに則って機械的にゲームを進行してくれるので、3枚目の配布条件に関する細かいルールを知らなくても支障はありませんが、知っておけばバカラをよりいっそう楽しめるようになりますよ。
バカラの基本配当
賭け方 | 配当 |
---|---|
プレイヤー | 2倍 |
バンカー | 1.95倍 |
タイ(引き分け) | 9倍 |
プレイヤーorバンカーペア | 6倍 |
プレイヤーペア | 12倍 |
バンカーペア | 12倍 |
パーフェクトペア | 26倍 |
パーフェクトツーペア | 201倍 |
ビッグ | 1.54倍 |
スモール | 2.5倍 |
バカラの基本配当をまとめ表が上記になります。
バカラでは、バンカーの勝利にベットして的中した場合、5%の手数料(コミッション)を取られるので配当は1.95倍となります。
たとえば100ドルをバンカーに賭けて的中した場合の払い戻し金は、100 x 1.95 = 195ドルです。
プレイヤーまたはバンカーに賭けて引き分けた場合は、賭け金が全額払い戻されるので損益はゼロになります。
その他に、プレイヤーorバンカーのカードが同じ数字であることを予想するプレイヤーorバンカーペアなどのサイドベットは、的中率が低いため配当が高くなっています。
もっとも配当が高いのは、プレイヤー・バンカーともにペアカードになった場合で、見事に的中すると201倍の配当を獲得できます。
バカラの勝敗確率と還元率・控除率について
ここでは、バカラの勝敗確率と還元率・控除率について解説します。
特に、バカラで稼ぎたいという人はしっかりと理解しておきましょう。
期待値 | 賭け金に対して戻ってくる見込み金額 |
還元率(ペイアウト率) | 賭け金に対して返ってくる割合 |
控除率(ハウスエッジ) | 賭け金に対して損する割合 |
上記の還元率(ペイアウト率)とは、賭け金に対して戻ってくる金額の割合のことです。
たとえば、還元率が95%のカジノゲームに100万円を賭けると、95万円が戻ってくる計算になるので、還元率が高いほど勝ちやすいゲームといえます。
控除率(ハウスエッジ)とは、プレイヤーが賭け金に対して損をする割合のことです。
したがって、控除率が低いほど勝ちやすいゲームといえます。
バカラの賭け方別の勝敗確率
勝敗結果 | 確率 |
---|---|
プレイヤーの勝ち | 44.62% |
バンカーの勝ち | 45.86% |
タイ | 9.52% |
バカラでは、バンカーの方が約1.24%勝率が高くなっています。
勝敗確率が1%以上も違うのは意外ですが、これはバンカーが3枚目を引く条件によって逆転しやすいのが理由です。
バカラの賭け方別の連勝・連敗確率
バカラの賭け方別の連勝確率
ゲーム数 | プレイヤーベットの連勝確率 | バンカーベットの連勝確率 | タイベットの連勝確率 |
1 | 44.62% | 45.86% | 9.52% |
2 | 19.91% | 21.03% | 0.906% |
3 | 8.884% | 9.645% | 0.086% |
4 | 3.964% | 4.423% | 0.008% |
5 | 1.769% | 2.028% | 0.00078% |
6 | 0.789% | 0.930% | 0.00007% |
7 | 0.352% | 0.426% | 0.000007% |
8 | 0.157% | 0.195% | - |
9 | 0.070% | 0.089% | - |
10 | 0.031% | 0.041% | - |
バカラの賭け方別の連勝確率は上記のとおりです。
例えばバンカーが5連勝する確率は「2.028%」なので、100回プレイした場合は2回は起こり得ると言えます。
連勝確率はバカラの引き際を決めるときに役立つ情報なので、しっかりチェックしておきましょう。
バカラの賭け方別の連敗確率
ゲーム数 | プレイヤーベットの連敗確率 | バンカーベットの連敗確率 | タイベットの連敗確率 |
1 | 55.38% | 54.14% | 90.48% |
2 | 30.67% | 29.31% | 81.87% |
3 | 16.98% | 15.87% | 74.07% |
4 | 9.41% | 8.59% | 67.02% |
5 | 5.21% | 4.65% | 60.64% |
6 | 2.884% | 2.518% | 54.87% |
7 | 1.597% | 1.363% | 49.64% |
8 | 0.884% | 0.738% | 44.92% |
9 | 0.490% | 0.399% | 40.64% |
10 | 0.271% | 0.216% | 36.77% |
バカラの賭け方別の連敗確率は上記のとおりです。
プレイヤーとバンカーを比べると、若干ですがバンカー賭けのほうが確率が低くなっています。
また、タイ(引き分け)は他のベットよりも明らかに連敗確率が高いので、賭けるのを控えるのが良いでしょう。
連敗確率はバカラの損切りラインを決める重要な情報のひとつなので、必ず覚えておきましょう。
バカラの賭け方別の控除率
続いて、バカラの賭け方別の控除率を見ていきましょう。
プレイヤーに賭けた場合
勝敗結果 | 配当 | 出現率 | 期待値 |
---|---|---|---|
プレイヤーの勝ち | 2倍 | 44.62% | +44.62% |
バンカーの勝ち | -1倍 | 45.86% | -45.86% |
タイ | - | 9.52% | - |
控除率 | -1.24% |
プレイヤーに賭けた場合、プレイヤーが勝てば配当が2倍でバンカーが勝てば賭け金が没収されます。
引き分けの場合は賭け金が払い戻されるので、期待値は、44.62(プレイヤー) - 45.86%(バンカー) = -1.24%です。
つまり、プレイヤーに賭けた場合の控除率は1.24%ということになります。
バンカーに賭けた場合
勝敗結果 | 配当 | 出現率 | 期待値 |
---|---|---|---|
バンカーの勝ち | -1倍 | 44.62% | -44.62% |
プレイヤーの勝ち | 1.95倍 | 45.86% | +45.86% |
タイ | - | 9.52% | - |
控除率 | -1.05% |
バンカーに賭けた場合、プレイヤーが勝てば賭け金は没収され、バンカーが勝てば配当は1.95倍です。
※コミッションバカラ(通常のバカラ)の場合
期待値は、-44.62(プレイヤー)-43.57% = -1.05%です。
つまり、バンカーに賭けた場合の控除率は1.05%ということになります。
タイに賭けた場合
勝敗結果 | 配当 | 出現率 | 期待値 |
---|---|---|---|
バンカーの勝ち | -1倍 | 44.62% | -44.62% |
プレイヤーの勝ち | -1倍 | 45.86% | -45.86% |
タイ | 9倍 | 9.52% | +85.68% |
控除率 | -14.32% |
タイ(引き分け)に賭けた場合、プレイヤーまたはバンカーが勝てば賭け金は没収され、タイになると9倍の配当が払い戻されます。
したがって、期待値は85.68%で、控除率は14.32%となります。
バカラの賭け方別の還元率・控除率まとめ
賭け方 | 還元率 | 控除率 |
---|---|---|
プレイヤー | 98.76% | -1.24% |
バンカー | 98.95% | -1.05% |
タイ | 85.68% | -14.32% |
ここまで見てきたプレイヤー、バンカー、タイの還元率と控除率をまとめました。
バカラでは、バンカーに賭けた場合の還元率が最も高くなっているのが分かります。
ただし、プレイヤーとの差はわずか0.2%なので、実戦レベルにおいてはそれほど大きな差を感じることはないでしょう。
注意が必要なのはタイです。タイは9倍と高配当が魅力ですが、控除率は14.32%とかなり高く、賭ければ賭けるほどチップを大きく減らす計算になります。
したがって、バカラで稼ぐためにはプレイヤーまたはバンカーに賭けることをおすすめします。
とりあえずバンカーかプレイヤーで賭ければOKってことですね!
その通り!バンカーの方が期待値が高いから、バンカーに賭け続けるのもおすすめですよ!
バカラで戦略を練るために重要な罫線(けいせん)について
オンラインカジノで遊べるライブバカラのプレイ画面には、罫線(けいせん)と呼ばれる表があります。
バカラは運要素の強いゲームですが、罫線を利用することによって様々な戦略を練ったり、論理的なベットを組み立てることが可能です。
ここでは、罫線の見方や注意点などを見ていきましょう。
罫線(けいせん)とはゲームの勝敗結果をまとめた表のこと
罫線とは、プレイヤーとバンカーの勝敗結果をまとめた表のことです。
罫線を見ることによって、プレイヤーとバンカーの勝敗の偏りを把握したり、一定のリズムで勝敗が進んでいる状況などをいち早く察知して勝率を上げることが可能になります。
バカラの代表的な罫線(けいせん)は4種類
バカラの代表的な罫線には、以下の4つがあります。
それぞれ書き方にルールがあり、プレイヤーの勝率や連勝数、どのようなリズムでゲームが進んでいるかなどを把握できます。
最も多く使われているのは一番上に表示されている大路で、大路をもとに他の罫線が表示されています。
したがって、まずは大路の見方と書き方を理解しましょう。
4つの罫線(けいせん)とは別に記録される珠盤路(チューチャイロ)
バカラには、上で紹介した4つの罫線以外に珠盤路(チューチャイロ)と呼ばれるものがあります。
珠盤路は、バカラの勝敗結果をそのまま上から下へ縦6マスに並べたもので、罫線のように一定の法則は確認しにくいものの、勝率やタイの出現率などを直感的に把握しやすい点がメリットです。
バカラの罫線(けいせん)の大路(ダイロ)の見方と書き方
ここでは、バカラの罫線の中で代表的な大路(ダイロ)の見方と書き方を解説していきます。
大路は比較的シンプルで分かりやすいので、「これから罫線について勉強したい」という初心者の方は、大路から覚えるといいでしょう。
左上から順番に履歴を見ていく
大路は、勝敗履歴を左上から順番に記入していきます。
上記のように、プレイヤーとバンカーの勝敗が入れ替わると横へ移動していくので、連勝数やテンコ(勝ちと負けを交互に繰り返すこと。テレコともいいます)などの規則的な動きを把握しやすい点が大路のメリットです。
左上から横に記入して結果が同じなら縦(下方向)に記入
大路では左上から記入していきますが、前回と同じ結果の場合は縦に記入し、異なる結果の場合は右列に移動して記入します。
上記では、1ゲーム目にプレイヤーが勝ち、そのまま3連勝したので縦に記入しています。
4ゲーム目でバンカーが勝って異なる結果になったので、右列に移動してバンカーの勝ちを記入しています。
なお、バカラの罫線ではバンカーの勝ちは赤丸、プレイヤーの勝ちは青丸で記入するのがルールです。
このルールは、どのランドカジノ(店舗型カジノ)、オンラインカジノでも共通なので覚えておきましょう。
引き分けの書き方は2パターンある
バカラでは、引き分けの場合には罫線の書き方が2パターンあります。
▼1マスをそのまま使って引き分けを記入するパターン
1つ目は、1マスをそのまま使って引き分けを記入するパターンです。
引き分けの場合は、横に列を移動せず、前ゲームで勝った列の1マスを使って斜線を記入します。
▼同じマスを使って引き分けを記入するパターン
2つ目は、前ゲームで勝った方と同じマスを使って引き分けを記入するパターンです。
上記では8ゲーム目にプレイヤーが勝ち、9ゲーム目が引き分けだったので、8ゲーム目のマスに斜線を記入しています。
引き分けが2回続いた場合は斜線の右上に「2」、3回続いた場合は同じく斜線の右上に「3」と記入します。
罫線を使って勝敗を予想する方法
ここからは、バカラの罫線を使って勝敗を予想する方法を紹介します。あくまでも一例ですが、参考にしてください。
ツラを追う
上記ではプレイヤーの4連勝が2度続き、今回も3連勝しています。
したがって、「プレイヤーに勝ちが偏っている」「今回もプレイヤーが勝って4連勝するのでは?」と予測できます。
その結果、予想通りプレイヤーが4連勝しました。
このように勝敗の偏りやゲームの流れを読み、その波に乗ることを「ツラ追い」といいます。
罫線にはプレイヤーとバンカーが交互に勝ちと負けを繰り返している「テレコ」や、2勝1敗を繰り返している「ニコイチ」など様々なパターンがあるので、状況に応じてツラ追いをしましょう。
とても参考になりそうですが、覚えるのに時間がかかりそう・・・
慣れるまで少し時間はかかるけど、賭け方の判断材料のひとつになるからぜひ覚えておきましょうね!
はい!
バカラの醍醐味とも言える絞り(スクイーズ)について
バカラの絞り(スクイーズ)とは、テーブルに配られた裏向きのカードを徐々にめくっていく行為・演出のことです。
少しずつめくっても勝敗が変わるわけではありませんが、絞りはバカラの醍醐味ともいえる演出で、意味を理解するとさらにバカラを楽しめるようになります。
ここでは、絞り(スクイーズ)のやり方を紹介します。
絞り(スクイーズ)とはカードを少しずつめくる演出のこと
冒頭で、バカラの絞り(スクイーズ)とはカードを少しずつめくる演出のことでバカラの醍醐味、と紹介しましたが理由について解説します。
バカラはプレイヤーとバンカーのどちらが勝つかを予想する、運要素の強いゲームです。
1度チップを賭ければ、ポーカーやブラックジャックのようにゲームプレイヤーが決断を迫られる場面はありません。
そのため、長時間プレイを続けていると単調になりがちですが、少しずつカードをめくる「絞り(スクイーズ)」という演出を取り入れることにより、バカラをよりエキサイティングに楽しめるようになるのです。
バカラのカード絞り方
バカラのカード絞り方は、まず中指と薬指でカードの後ろ側をしっかりと抑えます。
しっかりと抑えておかないと、めくるスピードを調節できないのでご注意ください。
次に、親指と人差し指でカードの角をつまみながらゆっくりとめくっていきます。
この時に、数字をしっかりと親指で隠せているか確認してください。
手元にカードがある場合は、どの辺りに親指を置けばカードが見えないか練習するといいでしょう。
縦絞り
カードの絞り方には縦絞りと横絞りの2種類があります。
縦絞りは、カードを縦向きにして左上の数字を左手の親指で隠した状態で少しずつめくっていきます。
数字が見えてしまうと意味がないので、実際にカードを使って「どの辺りに親指を置けば数字が見えないか」を確認するようにしましょう。
▼縦絞りで予想できるカード
縦絞りでは、カードを少し巡った時のマークの見え方で4種類のパターンを予想できます。
マークの見え方 | 予想される数字 |
---|---|
マークが1つ | 2、3 |
マークが2つ | 4、5、6、7、8、9、10 |
絵柄 | J、Q、K(0) |
マーク・絵柄なし | A(1) |
このように、見えるマークの数や絵柄によって勝敗が変わるため、すべての参加者がカードの行方を見守っており、すぐにめくってしまうよりもドキドキ感や臨場感を楽しめます。
横絞り
横絞りでは、カードを横向きにして右上の数字を隠した状態で少しずつめくっていきます。
縦絞りでは左上の数字を隠しましたが、横絞りは逆になる点にご注意ください。
▼横絞りで予想できるカード
横絞りでのマークの見え方と予想できる数字を以下にまとめました。
マークの見え方 | 予想される数字 |
---|---|
マークが2つ | 4、5 |
マークが3つ | 6、7、8 |
マークが4つ | 9、10 |
マーク・絵柄なし | A(1)、2、3 |
絵柄 | J、Q、K(0) |
縦絞りはマークの見え方が4種類でしたが、横絞りの場合は5種類です。
▼応用編として絞りを楽しみたい人向けのやり方
縦絞りから横絞りへ移行するやり方もあるのでご紹介します。
応用編
- 縦絞りでマークが2つ→予想される数字は4、5、6、7、8、9、10
- 全部めくらず横絞りへ移行
- 横絞りでマークが3つ→予想される数字は6、7、8
このように、絞り方を変えるとさらに緊張感を楽しめます。
オンラインカジノにも絞り(スクイーズ)を楽しめるテーブルがあるので、ランドカジノのようなドキドキ感や臨場感を楽しみたい方はぜひお試しください。
このドキドキ感が味わえる演出はやみつきになりますね!
実際にライブバカラで絞り演出を体験したら、ハマること間違いなしですよ!
バカラで勝つためのおすすめ必勝法・攻略法
バカラは控除率が低く勝ちやすいゲームであることから、これまでに様々な攻略法が編み出されてきました。
ここでは、バカラで勝つためのおすすめ必勝法と攻略法を紹介します。
カードカウンティング
1つ目の攻略法は、カードカウンティングと呼ばれる手法です。
カードカウンティングとは、使用されたカードを決められたルールで計算することで、シュー内に残っているカードを予測して勝敗予想に役立てる中・上級者向けの手法です。
まずカードカウンティングの前提として、重要なポイントは以下の2つです。
カードカウンティングのポイント
- シュー内に[4]以下のカードが多ければプレイヤーが有利
- シュー内に[6]以上のカードが多ければバンカーが有利
上記をもとに、使用されたカードをA~4、6~Kの2種類に分けてメモをしていきます。
そして、以下のポイントに注目してベットを使い分けます。
ベットを使い分ける
- A~4の出現率が高ければ、シュー内に[6]以上のカードが多く残っているのでバンカー中心に賭ける
- 6~Kの出現率が高ければ、[4]以下のカードが多く残っているのでプレイヤー中心に賭ける
カードカウンティングはブラックジャックに有効な攻略法ですが、バカラでもカードが大きく偏っている場合はチャンスなので、勝率をアップさせることが可能です。
マーチンゲール法
マーチンゲール法は、別名「倍賭け法」とも呼ばれる勝率50%・配当2倍のゲームに有効な攻略法です。
手順はシンプルで、負けた次のゲームで賭け金を2倍にして勝ったら最初に戻ります。
以下のシミュレーションをご覧ください。
ゲーム回数 | ベット額 | 結果 | 損益 | 合計損益 |
---|---|---|---|---|
1 | 1ドル | 負け | -1ドル | -1ドル |
2 | 2ドル | 負け | -2ドル | -3ドル |
3 | 4ドル | 負け | -4ドル | -7ドル |
4 | 8ドル | 負け | -8ドル | -15ドル |
5 | 16ドル | 勝ち | 16ドル | 1ドル |
マーチンゲール法では、1勝すれば必ず最初の賭け金分の利益が出るので、勝率が5割以下でも勝てる点が特徴です。
ただし、上記は5ゲーム目に勝ちましたが、さらに連敗が続くと賭け金が大きく跳ね上がり資金がパンクするリスクがあります。
また、豊富な資金を持っていても、テーブルリミット(最高ベット額の上限)を超えたベットはできないので、あらかじめ損切りする連敗数を決めておくことが重要です。
パーレー法(逆マーチンゲール法)
パーレー法は、逆マーチンゲール法とも呼ばれている攻撃的な攻略法です。
パーレー法では、連敗時には賭け金を上げず、連勝時に獲得した利益をそのまま次のゲームに賭けていきます。
以下のシミュレーションをご覧ください。
ゲーム回数 | ベット額 | 結果 | 損益 | 合計損益 |
---|---|---|---|---|
1 | 1ドル | 勝ち | 1ドル | 1ドル |
2 | 2ドル | 勝ち | 2ドル | 3ドル |
3 | 4ドル | 勝ち | 4ドル | 7ドル |
4 | 8ドル | 勝ち | 8ドル | 15ドル |
5 | 16ドル | 負け | -16ドル | -1ドル |
パーレー法は、連勝すると資金を一気に増やせる点がメリットです。
負けるとそれまでの利益をすべて失いますが、損益は最初に賭けた1単位分だけなので、ローリスク・ハイリターンな攻略法といえるでしょう。
ただし、バカラは勝率約50%のゲームなので、パーレー法を使う場合は5連勝でリセットするなど、あらかじめルールを決めておくことをおすすめします。
モンテカルロ法
モンテカルロ法は、簡単な数列を使うことで少しずつ資金を増やしていくことを目的とした攻略法です。
モンテカルロ法は、以下の手順ですすめます。
上記画像と合わせてご覧ください。
モンテカルロ法の手順
- メモ帳などに1、2、3の数字を記入する
- 両端を足した金額をベットする(1ゲーム目は1+3=4ドル)
- 勝った場合は両端の数字を消す
- 負けた場合は右端にベット額を追加する
- 次ゲームでは両端を足した数字をベットする(1+4=5ドル)
- 以降も同じ要領で、勝って数字が1つになる、または数字がなくなるまで繰り返す
モンテカルロ法はマーチンゲール法と似ていますが、損失を1回で取り戻すマーチンゲール法と違い、モンテカルロ法は損失を少しずつ取り戻すシステムになっており、連敗時に賭け金の増え方が緩やかな点が特徴です。
ただし、モンテカルロ法はすべての数列が消えると利益が確定しますが、連勝できないと1セットの終了に時間がかかるというデメリットがあります。
必勝法は非常に数多くの種類があるので、お気に入りの戦略がきっと見つかるはずですよ!
たくさん覚えて、積極的に使っていきます!
オンラインカジノで遊べるおすすめバカラ
オンラインカジノではリアルタイムでディーラーと対戦できるライブバカラや自分のペースで勝負できるテーブルバカラの2種類に分けられています。
中でもライブバカラは様々な種類が用意されており、ランドカジノには無いオリジナルバカラで遊ぶこともできますよ。
ここからはオンラインカジノで遊べるおすすめバカラをご紹介していきます。
ライトニングバカラ
ライトニングバカラは、ライブカジノで圧倒的なシェアを誇るEvolution Gamingから2019年にリリースされた、最高倍率262,144倍のライブバカラです。
ライトニングバカラでは、ベットが終了した後に、1~5枚のカードがランダムに抽選される「ライトニングラウンド」が始まります。
ここで選ばれたカード(スペードの9、ハートのKなど)が絡んで予想が的中すると、表示されているマルチプライヤーが倍率に加算されるため高配当が期待できます。
ただし、ベット額の20%を手数料として取られるので資金管理に注意が必要です。
ノーマルなバカラよりも、さらにギャンブル性の高いバカラをプレイしてみたい方は、ぜひライトニングバカラをお試しください。
スピードバカラ
スピードバカラは、通常のバカラよりもベットの制限時間が短くサクサクとプレイできる点が特徴です。
「マーチンゲール法やモンテカルロ法を使って効率よく資金を増やしたい」「すきま時間にバカラをプレイしたい」というプレイヤーから人気で、ベラジョンカジノのライブバカラの中では、スピードバカラのテーブル数が最も多くなっています。
テーブル数が多いため、罫線の形を見てテーブルを選びたい、好みのディーラーがいるテーブルで遊びたいなど様々な選択肢があり、ある程度バカラに慣れている人ならスピードバカラがおすすめです。
バカラスクイーズ
バカラスクイーズはバカラの醍醐味でもある、「絞り(スクイーズ)」を体験できるライブバカラです。
ディーラーがカードをゆっくりとめくり、マークや絵柄が見える瞬間のハラハラドキドキ感がオンライン上で楽しめます。
今まで通常のバカラしかプレイしたことのなかった方は、ぜひ遊んでみてください。
日本人ディーラーと勝負するなら「ジャパニーズ・スクイーズ・バカラ」
ジャパニーズ・スクイーズ・バカラでは、日本人ディーラーによる絞り(スクイーズ)を楽しめます。
ベラジョンカジノには、外国人ディーラーがゲームを進行するバカラ・スクイーズがありますが、「ディーラーが日本人の方が安心できる」という人は、こちらがおすすめです。
チャットも設置されており、日本語で話しかけると愛想よく返事してくれるので、ランドカジノのようなリラックスした雰囲気を楽しめます。
また、ベラジョンカジノには、系列サイトのユーザーのみが遊べる花路野三丁目(カジノ3丁目)というライブスタジオを導入しており、バカラ以外にブラックジャックやルーレットも日本人ディーラーがゲームを進行しています。
ノーコミッションバカラ(手数料なしバカラ)
ノーコミッションバカラ(手数料なしバカラ)とは、バンカーに賭けて勝利しても手数料が取られないバカラです。
プレイヤー・バンカーのどちらに賭けても基本配当が2倍なので、多くのバカラ必勝法が使いやすくなっています。
ただしノーコミッションバカラではバンカーが「6」で勝った場合のみ配当が1.5倍になるので、その点は注意しましょう。
ドラゴンタイガー
ドラゴンタイガーはカンボジアで発祥した、「簡易版バカラ」と呼ばれるカードゲームです。
カードの配られ方やカードの数え方は異なりますが、ルールは非常にシンプルなので初心者の方もすぐに始めることが可能。
さらに通常のバカラよりもスピーディーにゲームが進行するので、サクッと楽しみたいときにもおすすめです。
オンラインバカラで遊ぶならベラジョンカジノがおすすめ!
ここまで紹介してきたバカラは、オンラインカジノで手軽に楽しめます。
その中でも、当サイトがおすすめするのは業界最大手のベラジョンカジノ!
ベラジョンカジノの特徴を以下にまとめました。
ベラジョンカジノの特徴
- 最も多くの日本人プレイヤーが利用しており、信頼性が高い
- 初回入金時に最大500ドルのウェルカムボーナスをもらえる
- 日本人ディーラーがゲームを進行するライブカジノを豊富に設置している
- 賞金山分けトーナメントや不定期ボーナスなどのおい魅力的なプロモーションが多い
- 他では遊べないベラジョン系列の限定ゲームがある
「オンラインカジノに興味があるけど、どのサイトを選べばいいのか分からない」「他のオンラインカジノで遊んだけどイマイチだった」という方なら、業界最大手クラスで日本人プレイヤーからの支持率NO.1のベラジョンカジノがおすすめです。
バカラ以外のカジノゲームも充実しており、日本ですでに撤去されているパチンコ・パチスロもプレイできますよ。
まとめ
今回は、カジノで最も人気の高いゲームの1つであるバカラについて、基本的なルールや還元率・控除率、必勝法などを紹介してきました。
バカラは、プレイヤーとバンカーの勝敗予想をするだけのシンプルなルールなので、初心者の方もすぐに遊び方を覚えられる点がメリットです。
また、シンプルなゲームでありながら罫線や絞り(スクイーズ)など、他のカジノゲームにはない奥の深さを併せ持っており、攻略法や必勝法を上手に使えば安定して利益を上げ続けることも不可能ではありません。
この記事でバカラに興味を持たれた方は、ぜひベラジョンカジノのオンラインバカラをお試しください。
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